EC部門V字回復の立役者─岩井亮太が挑む“売る力”の探求

仕事をする上で譲れない、私の“三要件”
①勢いがあり、②スピード感があり、③真似したいと思える人がいる、そんな“三要件”を満たす環境に身を置きたいと、常々思っています。最終的には、自分も楽しく、周りも楽しく、出来る限り自由に生きていきたい人なんです(笑)。資本主義の国なので、“自由”を得るためには“お金を生む”という責任が伴いますが、せっかくならその過程も楽しみたいんですよね。色々な戦略を考えるのは小学生の頃からから好きだったので、何かを売るために最前線で動きたい、そのために自分に必要なのは、“商品を売るチカラ”です。
それを磨くためには、先ほどの三要件を満たさないといけない。①勢いがあると、勝負できる“機会(打席)”が増える。②スピード感があると、勝負できる“頻度(打数)”が増える。③真似したいと思える人がいると、洗練された“技術(バッティング技術)”を学ぶことができる。その結果、“商品を売る力”に繋がります。
過去に所属した企業では、“三要件”のどれかが弱かったり、それぞれのギャップに苦しんだり。そんな時に出会ったのがソーダストリームでした。ソーダストリームは、①に関しては「〇年後に売上〇倍」といった感じで、縮小しがちな日本市場では珍しく野心的。②に関しては「上陸後10年で売上〇倍」という、その成長スピードが証拠。③に関しては、面接で話したカントリーマネジャーとマーケティングディレクターが証明してくれました。
EC部門のV字回復を成し遂げるまで

自身の目標設定に「360度で売上貢献」と書いているのですが、入社以来、新製品/広告/PR/店頭/EC/CRM/社外コラボetc.と、商品を売るために必要なあらゆることに“結果的に”関与していました。「マーケティングだから〇〇したい、〇〇したくない」という感覚がないので、“結果的に”あらゆる場面で関わらせてもらった形です。
そんな中でチャレンジングだったのは、前例がないことを形づくり、それを次の機会につなげていくことでした。例えば、コロナ禍以降3年連続で落ち込んだEC部門の緊急救助という、非常に重要で責任ある大役を任せてもらったことです。
“分析+コスト最適化”を主軸に、数ある分析手法のどれを採用すべきか仮説を立て、どんどん検証し、重役を含む緊急会議をリードしつつ、迅速に課題を解決していきました。走りながら実行、まさに“勢い”と“スピード感”です。結果、コロナ期間越えの売上まで回復させることができ、自分の計画で結果が出ていく過程を目の前で実感できました。手探りで大変な部分はありましたが、迷った時には原点に立ち戻り、顧客のことを考えるいいきっかけにもなりました。
ソーダストリームの魅力とは
組織の魅力を一言で表すと、「大人ベンチャー」ですね。打席に立つことができ、バットも短期間にたくさん振れて、洗練された技術を真似できる環境です。成長が早いから、より多くの実績を積むことができる。責任ある仕事をどんどん任せてもらえて、結果で評価される。大手にはない醍醐味でしょうか。それが好ましいと思う価値観の方には、とても魅力的だと思います。
そしてSodaStreamブランドの強みは、「地球と人間の両方にとって合理的な便益を併せ持つユニークさ」です。通常、このような場合は取捨選択でどちらかが泣くケースが多いですが、ソーダストリームなら両取りができ、ビジネスを伸ばせば伸ばすだけ誰かを幸せにできる。とても魅力的だと思います。
ソーダストリームは本当に色んな人がいると感じます。様々な“個性”に対して敬意を払ってくれて、器が広く、情がある会社です。画一的な価値観に染めて個性を制限するのが一番合理的なはずですが、それよりもよほど難しいことを実現しています。
今後も、私個人としては“三要件”を突きつめていきつつ、今どういう機会をとらえていれば安定して勝ち続けられるのかを考え、どんどん新しいことに挑戦・実行して形にし、結果を出していきたいですね。

Profile
岩井 亮太 Brand Manager
2022年10月ブランドマネージャーとして入社以来、マーケティングに関するありとあらゆる業務を担当。並行して、コロナ禍後に急速に鈍ったEC分野を任されると、マーケティング手法を駆使して驚異のV字回復を成し遂げ、現在も勢いとスピードで爆走中。